2022-02

ファインマン

式 (8-106) 及び式 (8-107)の導出

問題 (8-7) に解答する準備も兼ねて, 本文の式 (8-106) と式 (8-107) の導出を書いておく. ◎ 導出の準備として まずは,「フーリエ変換」について, H.P.スウ著「フーリエ解析」の § 4.5 以降から抜粋してまとめ...
パソコン

コヒーレント状態の時間変化

前述した「コヒーレント状態」の波動関数は,「形が拡がらずに前後に運動する波束となる」ことが期待される.実際, コヒーレント状態の波動関数は, そのような時間変化をするであろうか?.詳しく調べて見よう. 前述のブログ記事から, \(|\alp...
物理一般

コヒーレント状態

J.J.Sakurai の第2章に次のような記述がある: 「エネルギー固有状態は \(n\) がどんなに大きくても, \(q\) や \(p\) の期待値が振動している訳ではないので, 古典的振動子のような振舞いをしない.では一体, 古典的...
物理一般

調和振動子波動関数とウィグナー関数

枝松圭一著:「単一光子と量子もつれ光子(量子光学と量子光技術の基礎)」の第3章から, 1次元調和振動子の波動関数に対するウィグナー関数についての記述を抜粋要約したものを示す. 1次元調和振動子の個数状態に対する座標表示 ( \(q\) 表示...
物理一般

同時確率分布および自己相関関数について

「コヒーレント状態」についてブログ記事を書く準備として, まずはそこで用いる基礎的な事柄をまとめておくことにする. 同時確率分布(joint probability distribution) まず初めに, 松原望著:「入門確率過程」の§ ...