ファインマン

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式 (9-49) などの修正について

D.F.Styer による校訂版では, § 9-4 の式たちがだいぶ修正されている.ここでは, Feynman の原書の式の形をなるべく保ちながら, それらの導出過程などを脚注として加筆し(または加筆部分には黄色アンダーラインを施した), ...
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ラグランジアンは適当に見つけるものだ!

少し前後するけれども, 本文の「最小作用の原理」に式の導出などを補足しておくことにする. 最小作用の原理 量子電磁力学の仮説は,「式(9-21)と式(9-22)で定義される振動子が量子的振動子である」ということである: \begin{ali...
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8.9 強制調和振動子

§ 8-9 強制調和振動子 では, 結果式の幾つかは「その代数計算が長ったらしい」.そこで, 分かる範囲ではあるが, それらの導出過程を少し詳しく補足しながら, 本文を和訳して示しておく. 8.9 強制調和振動子(THE FORCED HA...
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式 (8-106) 及び式 (8-107)の導出

問題 (8-7) に解答する準備も兼ねて, 本文の式 (8-106) と式 (8-107) の導出を書いておく. ◎ 導出の準備として まずは,「フーリエ変換」について, H.P.スウ著「フーリエ解析」の § 4.5 以降から抜粋してまとめ...
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記事「式 (8-79) の再考察」の修正

はてなブログ:「ファインマンさんの肩に乗って晴耕雨読の日々」の2つの記事(2017年8月16日, 31日) は適切でないように思えたので削除し, その代わりとして, 改めてその部分の本文の文章 § 8-4 THE ONE-DIMENSION...
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困ります、ファインマンさん! シュレディンガー方程式の符号が違っています.

§ 7.7 THE HAMILTONIAN は,「時間のズレに対する遷移要素の1次変化からシュレディンガー方程式およびハミルトニアン \(H\) の表現が得られる」ことを述べている.しかし, 最後の結果であるシュレディンガー方程式の符号が違...
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Space-Time Approach to Non-Relativistic Quantum Mechanics の和訳

前回のブログ記事で紹介したファインマンの論文:「非相対論的な量子力学への時空からのアプローチ」の全文を和訳してみたので示しておく.この論文は, ファインマンの博士論文の基本的な部分を述べた論文であるらしい. 原文は, L.M.Brown:「...
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式 (7-81) のもう一つの見方について

問題 7-11 の後の文章を理解するのにだいぶ苦労したので, その部分に補足や式の導出などを付け加えたものを示しておく. \begin{equation} \def\ppdiff#1#2{\frac{\partial #1}{\partia...
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§ 7-4 について

§ 7-4 の内容が分かりずらかったので, 本文に補足メモや式の導出を付けて示しておく. § 7-4 作用が2次形式である場合の一般的結果 もし作用 \(S\) が「2次形式」 ( quadratic form ) であるならば, 多くの汎...
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ファインマンの「超伝導のゼミナール」

ファインマン物理学Ⅴの最終章である第21章は「超伝導のゼミナール」になっている. この章はファインマン講義の余興とされ, それまでの講義形式ではなくて「ゼミナール」あるいは「研究報告」として述べられている. 「ゼミナールと通常の講義の違いは...